ユニバースがホテル撤退 3子会社譲渡へ、スーパー事業に集中

ホテル事業の譲渡を発表する三浦社長(中央)=八戸市内のホテル スーパーのユニバース(青森県八戸市)は6日、青森、宮城、東京の3都県でホテル事業などを展開する子会社3社を、3月末にホテル運営のホスピタリティオペレーションズ(東京)に譲渡すると発表した。資金をスーパー事業に集中するのが狙い。社員計73人とパートは同じ雇用条件で引き継がれる。
譲渡するのは、いずれも八戸市の「ホテルユニバース」、レストランの「シェルブール」、ホテル向けポイントカード運営の「Aカードホテルシステム」の子会社3社。一部のホテルについては営業権だけでなく、土地や建物も含まれている。売却金額は明らかにしていない。
ホテルユニバースは1972年設立。資本金8000万円でユニバースの100%子会社。同名のビジネスホテル5店を青森、八戸、仙台、塩釜の各市と東京・茅場町で展開する。2007年4月期の決算で、売上高は13億3000万円、経常利益は4000万円、純利益は2100万円。
親会社のユニバースは青森、岩手、秋田の3県で、スーパー計41店を展開。07年4月期決算は売上高890億2700万円、経常利益26億3900万円、純利益22億7800万円。最近は年3店舗程度の出店を続けている。今回の譲渡で連結子会社は7社から4社に減少する。
記者会見したユニバースの三浦紘一社長は「スーパー業界は流動的。積極的な出店のほか、将来のM&A(企業の合併・買収)のチャンスに備え、資金を手元に残したい」と、譲渡の狙いを説明した。
ホスピタリティ社は05年設立。運営受託も含め全国12カ所で「スマイルホテル」「プレミアイン」などの名称でホテルを運営している。東北では直営店が白河市に1店あり、多賀城市には今年3月オープン予定。譲り受けたホテルユニバースの5店は当面名称を変更せずに営業を続ける。 河北新報より