
★リリーは幻のゾウさん?
仙台市太白区の市八木山動物公園で飼育されている雌ゾウのリリー(18歳)が、かつて絶滅の危機にひんして国際的な保護措置が取られた希少種「マルミミゾウ」の可能性があることが分かった。マルミミゾウは、国内では他に1頭しか飼育されていない。動物公園は本年度中に京大を通じ、専門機関にDNA鑑定を依頼する。
リリーは1990年、南アフリカのクルーガー国立公園から動物公園にやって来た。一緒に来た同年齢の雄のアフリカゾウ「ベン」とともに飼育されている。
肩高3メートル、体重5トンに達したベンの成長に比べ、リリーは2.5メートル、2.2トンにとどまり小ぶりであるため、不審に思った動物公園職員が調べたところ、マルミミゾウの特徴と一致する点が複数あることが分かった。
耳が丸みを帯びているほか、ひづめの数は前脚5本、後ろ脚4本でアフリカゾウよりそれぞれ1本多かった。
マルミミゾウは、アフリカ西部から中部にかけての熱帯雨林に生息。現生するゾウの中で最も小型で、木が生い茂ったジャングルの中でもスムーズに移動できるよう、小さな体をしていると考えられている。
1980年代ごろから密猟が横行したため、個体数が激減し、絶滅の恐れがあるとして、南アフリカなどが保護措置を取っている。国内では、徳山動物園(山口県周南市)で雌が1頭だけ飼育されている。
アフリカゾウに詳しい群馬サファリパーク(群馬県富岡市)の川上茂久園長(54)は「マルミミゾウについてはまだ、解明されていない謎が多く、DNA鑑定の価値はある」と指摘する。
リリーは間もなく、繁殖可能な年齢に達するため、動物公園は「DNA鑑定の結果次第だが、リリーがマルミミゾウと確認されれば、ベンとは交配させられない。マルミミゾウ同士での繁殖の可能性や方法を検討することになる」と話した。 河北新報より
<追記>
ゾウさんの前では幼い子が必ず歌っています。「ゾ〜ウさん♪ ゾ〜ウさん♪お鼻が長いのね
~~~~~」無邪気でいいですね。